大人5人分 ブナ

'00.春 撮影象潟町に「アガリコ大王」(写真)と呼ばれるブナの巨木がある。

栄公民館主催の「自然観察会」でも紹介しているが、アガリコとは主に山形県の方言で薪や炭を得るために切られ、人の手によって奇形化した樹形のことだ。

この大王は胸高幹廻が7.62メートルある。囲むのに大人5人必要だ。推定樹齢は350歳。徳川家三代将軍家光逝去の頃生まれている。巨木を神格化する昔の人々の気持ちが分かる。

ちなみにブナ日本一と言われる巨木は、県内「抱き返り渓谷」の近くにある。