雪が解けるとフキノトウが顔を出す。最初は黄色い体をしていて葉も、しわくちゃだが徐々に黄緑色になる。成長担当がフキで、繁殖担当はフキノトウだ。
この仲間は北半球に広く自生し200種類を超えるといわれる。タンポポのように種を飛ばして子孫を増やす方法と、地下茎を伸ばして繁殖する方法の二段構えだ。
そこで、あまり身近にあるせいか、案外知られていないのがオスの花とメスの花に分かれているということだ(=雌雄異株)。雄株の花は黄白色、雌株の花は白色をしている。
雌株は花後、綿毛を付けた種を作る。雄株は花粉を飛ばした後、哀れそのまま枯れる。「蕗」という漢字は道端によくある草だからついた名前だろう。今度、注意して見てみてください。
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