たんぱく質で身を守る 蝶・蛾
チョウやガの羽は、たくさんのリン粉でおおわれている。

多分、皆さんもそうだと思うが子供の頃からあの粉にはいいイメージがない。リン粉は人間の毛と同じたんぱく質でできている。だから毒ではない。

なぜ、リン粉でおおわれているかというと例えば、クモの巣にかかってしまった時など羽を一生懸命ばたつかせる。そうすると、リン粉がベビーパウダーのような役目をして脱出できることがある。また、肉を食べるアリも羽だけは食べない。あの粉付きが嫌いらしい。

つまり、身を守る道具として粉を付けているのだ。